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フォーラム「欧米系FIT戦略の意義と可能性 ~滋賀のインバウンドを考える」 アンケート結果 2017年10月02日
9月19日に開催しましたフォーラム会場で実施しました来場者アンケート結果がまとまりましたので公表します。
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フォーラム「欧米系FIT戦略の意義と可能性 ~滋賀のインバウンドを考える~」参加者アンケート調査結果
開催日時:2017 年9月19 日(火) 場所:旧大津公会堂3階ホール
主催:滋賀メソッド開発研究会 大津部会
後援:大津市、滋賀県、(公財)滋賀県産業支援プラザ、(公社)びわ湖大津観光協会、(公社)びわこビジターズビューロー
1.調査概要
・会場にて来場者に対しアンケート票を配布し、フォーラム終了時に記入
・45 票を配布し、41 票を回収(全て有効票)。有効回答票率91.1%
2.選択式項目集計結果

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フォーラム「欧米系FIT戦略の意義と可能性 ~滋賀のインバウンドを考える~」参加者アンケート調査結果
開催日時:2017 年9月19 日(火) 場所:旧大津公会堂3階ホール
主催:滋賀メソッド開発研究会 大津部会
後援:大津市、滋賀県、(公財)滋賀県産業支援プラザ、(公社)びわ湖大津観光協会、(公社)びわこビジターズビューロー
1.調査概要
・会場にて来場者に対しアンケート票を配布し、フォーラム終了時に記入
・45 票を配布し、41 票を回収(全て有効票)。有効回答票率91.1%
2.選択式項目集計結果

Posted by 滋賀メソッド開発研究会大津部会 at
22:38
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フォーラム「欧米系FIT戦略の意義と可能性 ~滋賀のインバウンドを考える~」 レポート 2017年10月02日
9月19日、フォーラム「欧米系FIT戦略の意義と可能性 ~滋賀のインバウンドを考える~」を旧大津公会堂にて開催しました。

平日日中の開催でしたが、定員に近い45名(スタッフ、登壇者除く)の方にご来場いただき、インバウンドへの関心の高さがうかがえる結果となりました。
フォーラムは2部構成。
第1部は、滋賀のFIT専門旅行業者「悠ツアー」代表で通訳ガイドの森聖太氏による、「欧米系FITツアーの現場から」と題する基調講演です。

通訳ガイドとして欧米系FIT客を間近で観察してきた森氏が、滋賀を訪れた彼らの反応や行動を、多彩なエピソードと写真を交えて紹介しました。
全体の傾向として、欧米系FIT客は、滋賀の風景をのどかで落ち着くものとして魅力的に捉えていること、日本人の「暮らし」や「なりわい」に強い関心を示すこと、地元の人とフラットな関係での交流を楽しみにしていることなどが報告されました。日本式のサービスを時に過剰に感じる人がいたり、年配者は靴の脱ぎ履きが億劫であったりするなど、今後FIT受入を考える人のヒントになりそうな情報も。現場で得られたそれらのデータを踏まえたうえで、最後に、滋賀のインバウンドの可能性として、水と暮らしの文化の先進地として知名度を上げていく、さらには、日本人の精神性の源流を感じられる土地としてのストーリーを組む、などの提言がなされました。
第2部では「滋賀における欧米系FIT受入の現状と課題」というテーマのパネルディスカッションです。

今年4月まで大津市役所で観光プロデューサーを務めた檜垣敏氏((株)LOCAL ROOTS代表取締役)をコーディネーターに、狭義の観光事業者の枠を超えた多彩な業種のパネリストが登壇し、各々が外国人と接してきた際の体験談やそれにもとづく考えを発表しました。
滋賀の強みに関して、河津久人氏(DEUX INTERNATIONAL(株)インバウンド事業部統括支社長)は「長期滞在客のハブになるポテンシャルがある」、小林隆真氏(比叡山延暦寺一山千手院住職)は「琵琶湖、歴史、文化財など日本一のものがたくさんある」、辻井博行氏((株)辻井造園代表取締役)は「琵琶湖をはじめ美しい自然景観と深い歴史の2つを同時に楽しめる」、鉤逢賀氏(サムライ剣舞㈱代表取締役)は「美しい湖があり、水を守るという住民の意識が1つの価値」、基調講演にも登壇した森聖太氏は「水と暮らしの文化をリアルに体験できる場所が多い」などと語りました。
この後議論は幅広い話題に展開。

その中でも、今後に向けた取り組みのヒントとして、「滋賀ではインバウンド受入を始めたばかりか、始めようとしている事業者が多い。それらの事業者が連携しチームとして動くことが大事」(河津氏)、「海外の方に日本の伝統文化を伝えるには、曖昧な部分をきちんと言語化し、当たり前だが語学習得するなどコツコツ仕事していく必要がある」「ロケーションの良さをコンベンション誘致などにも活かしていける」(鉤氏)、「海外では日本庭園に凝縮された日本文化のストーリーへの関心が高い。日本に来て、そういう地元のストーリーを地元の人から聞くことが思い出に残る。私たち滋賀県民がもっと滋賀の自然・歴史・文化を体験・勉強していくことが必要」(辻井氏)。「日本の歴史や文化を、訪問客自身の国の歴史や文化と比較しながら話すと喜んでもらえる。訪問してくれた人一人ひとりに必要以上かなというぐらい丁寧に対応することも大事」(小林氏)、「豊かな歴史や宗教は、水と暮らしの文化に関するストーリーに組み込める。全員が緩やかにこのストーリーに沿うよう活動すればブランディングにつながる」(森氏)などの意見が出ました。
さらなる議論を深めたいところでしたが、終了時刻が近づきます。締めくくりとして、各登壇者からの「民間・行政をはじめ、多彩な主体が個別に頑張りつつも、横のつながりを作ってチーム一丸となって滋賀のインバウンドの土壌を育てていくことが必要であり可能なはず」という趣旨のコメントをもって、パネルディスカッションは終了となりました。
閉会のあいさつでは、滋賀メソッド開発研究会メンバーの菱川貞義氏(275研究所所長)より、人と人の「つながり」が滋賀のインバウンドを盛り上げるキーになること、また、今回のフォーラムが民間のボランティアベースで実施されたものであり、そこに大勢が参加者が集まった事実は、滋賀で人と人の「つながり」が既に生まれ成果を上げ始めている証左であること、などへの言及がありました。
フォーラム閉会後には会場が40分ほど開放され、参加者の交流を深める時間がもたれました。多くの参加者が名刺交換や仲間を紹介し合うなど、「横のつながり」をつくり、強める機会になったのではないでしょうか。参加者に依頼したアンケートでは、満足度が高かったという回答が大半を占めました。一方、改善すべき点、満足できなかった点への指摘も。良かった点、反省点の双方を、研究会の次回以降のプロジェクトに活かしていきます。
滋賀のインバウンドの取り組みはまだまだこれから。前向きに捉えれば、現状は「白紙」に近いわけで、多彩なプレイヤーがつながりを作り、1つの大きな方向性のもとに盛り上げていきやすい(!)のではと思います。今回のフォーラムがその1つのきっかけになれば幸いです。参加者の皆様、ご登壇いただいたパネリストの方々、ありがとうございました。
当日会場で実施したアンケートの結果はこちらからご覧いただけます。
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<開催概要>
経済・社会・文化など多彩な側面における地域活性化の起爆剤としてインバウンド観光への期待が高まっています。しかし、滋賀では、外国人の訪問数は依然少なく、その効果を十分に活かしきれていません。
急拡大するインバウンド観光を、どのように地域振興に役立て、ビジネスに活かすか。本フォーラムでは、外国人受入・文化発信の前線で活躍する多彩な登壇者から現場の「生の声」をお聞きし、欧米系FIT(外国人個人旅行)誘客についての意義・課題を考えることを通じて、滋賀のインバウンドのあり方を探ります。
■基調講演
「欧米系FITツアーの現場から」
講師:悠ツアー代表 森聖太 氏
■パネルディスカッション
「滋賀における欧米系FIT受け入れの現状と課題」
コーディネーター
(株)LOCAL ROOTS 代表取締役 檜垣敏 氏
パネリスト
DEUX INTERNATIONAL株式会社インバウンド事業部
統括支社長 河津久人 氏
延暦寺一山千手院住職 小林隆真 氏
株式会社辻井造園代表取締役 辻井博行 氏
サムライ剣舞(株)代表取締役 鉤逢賀 氏
悠ツアー代表 森聖太 氏
■後援
大津市/滋賀県/滋賀県産業支援プラザ/びわ湖大津観光協会/びわこビジターズビューロー

平日日中の開催でしたが、定員に近い45名(スタッフ、登壇者除く)の方にご来場いただき、インバウンドへの関心の高さがうかがえる結果となりました。
フォーラムは2部構成。
第1部は、滋賀のFIT専門旅行業者「悠ツアー」代表で通訳ガイドの森聖太氏による、「欧米系FITツアーの現場から」と題する基調講演です。

通訳ガイドとして欧米系FIT客を間近で観察してきた森氏が、滋賀を訪れた彼らの反応や行動を、多彩なエピソードと写真を交えて紹介しました。
全体の傾向として、欧米系FIT客は、滋賀の風景をのどかで落ち着くものとして魅力的に捉えていること、日本人の「暮らし」や「なりわい」に強い関心を示すこと、地元の人とフラットな関係での交流を楽しみにしていることなどが報告されました。日本式のサービスを時に過剰に感じる人がいたり、年配者は靴の脱ぎ履きが億劫であったりするなど、今後FIT受入を考える人のヒントになりそうな情報も。現場で得られたそれらのデータを踏まえたうえで、最後に、滋賀のインバウンドの可能性として、水と暮らしの文化の先進地として知名度を上げていく、さらには、日本人の精神性の源流を感じられる土地としてのストーリーを組む、などの提言がなされました。
第2部では「滋賀における欧米系FIT受入の現状と課題」というテーマのパネルディスカッションです。

今年4月まで大津市役所で観光プロデューサーを務めた檜垣敏氏((株)LOCAL ROOTS代表取締役)をコーディネーターに、狭義の観光事業者の枠を超えた多彩な業種のパネリストが登壇し、各々が外国人と接してきた際の体験談やそれにもとづく考えを発表しました。
滋賀の強みに関して、河津久人氏(DEUX INTERNATIONAL(株)インバウンド事業部統括支社長)は「長期滞在客のハブになるポテンシャルがある」、小林隆真氏(比叡山延暦寺一山千手院住職)は「琵琶湖、歴史、文化財など日本一のものがたくさんある」、辻井博行氏((株)辻井造園代表取締役)は「琵琶湖をはじめ美しい自然景観と深い歴史の2つを同時に楽しめる」、鉤逢賀氏(サムライ剣舞㈱代表取締役)は「美しい湖があり、水を守るという住民の意識が1つの価値」、基調講演にも登壇した森聖太氏は「水と暮らしの文化をリアルに体験できる場所が多い」などと語りました。
この後議論は幅広い話題に展開。

その中でも、今後に向けた取り組みのヒントとして、「滋賀ではインバウンド受入を始めたばかりか、始めようとしている事業者が多い。それらの事業者が連携しチームとして動くことが大事」(河津氏)、「海外の方に日本の伝統文化を伝えるには、曖昧な部分をきちんと言語化し、当たり前だが語学習得するなどコツコツ仕事していく必要がある」「ロケーションの良さをコンベンション誘致などにも活かしていける」(鉤氏)、「海外では日本庭園に凝縮された日本文化のストーリーへの関心が高い。日本に来て、そういう地元のストーリーを地元の人から聞くことが思い出に残る。私たち滋賀県民がもっと滋賀の自然・歴史・文化を体験・勉強していくことが必要」(辻井氏)。「日本の歴史や文化を、訪問客自身の国の歴史や文化と比較しながら話すと喜んでもらえる。訪問してくれた人一人ひとりに必要以上かなというぐらい丁寧に対応することも大事」(小林氏)、「豊かな歴史や宗教は、水と暮らしの文化に関するストーリーに組み込める。全員が緩やかにこのストーリーに沿うよう活動すればブランディングにつながる」(森氏)などの意見が出ました。
さらなる議論を深めたいところでしたが、終了時刻が近づきます。締めくくりとして、各登壇者からの「民間・行政をはじめ、多彩な主体が個別に頑張りつつも、横のつながりを作ってチーム一丸となって滋賀のインバウンドの土壌を育てていくことが必要であり可能なはず」という趣旨のコメントをもって、パネルディスカッションは終了となりました。
閉会のあいさつでは、滋賀メソッド開発研究会メンバーの菱川貞義氏(275研究所所長)より、人と人の「つながり」が滋賀のインバウンドを盛り上げるキーになること、また、今回のフォーラムが民間のボランティアベースで実施されたものであり、そこに大勢が参加者が集まった事実は、滋賀で人と人の「つながり」が既に生まれ成果を上げ始めている証左であること、などへの言及がありました。
フォーラム閉会後には会場が40分ほど開放され、参加者の交流を深める時間がもたれました。多くの参加者が名刺交換や仲間を紹介し合うなど、「横のつながり」をつくり、強める機会になったのではないでしょうか。参加者に依頼したアンケートでは、満足度が高かったという回答が大半を占めました。一方、改善すべき点、満足できなかった点への指摘も。良かった点、反省点の双方を、研究会の次回以降のプロジェクトに活かしていきます。
滋賀のインバウンドの取り組みはまだまだこれから。前向きに捉えれば、現状は「白紙」に近いわけで、多彩なプレイヤーがつながりを作り、1つの大きな方向性のもとに盛り上げていきやすい(!)のではと思います。今回のフォーラムがその1つのきっかけになれば幸いです。参加者の皆様、ご登壇いただいたパネリストの方々、ありがとうございました。
当日会場で実施したアンケートの結果はこちらからご覧いただけます。
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<開催概要>
経済・社会・文化など多彩な側面における地域活性化の起爆剤としてインバウンド観光への期待が高まっています。しかし、滋賀では、外国人の訪問数は依然少なく、その効果を十分に活かしきれていません。
急拡大するインバウンド観光を、どのように地域振興に役立て、ビジネスに活かすか。本フォーラムでは、外国人受入・文化発信の前線で活躍する多彩な登壇者から現場の「生の声」をお聞きし、欧米系FIT(外国人個人旅行)誘客についての意義・課題を考えることを通じて、滋賀のインバウンドのあり方を探ります。
■基調講演
「欧米系FITツアーの現場から」
講師:悠ツアー代表 森聖太 氏
■パネルディスカッション
「滋賀における欧米系FIT受け入れの現状と課題」
コーディネーター
(株)LOCAL ROOTS 代表取締役 檜垣敏 氏
パネリスト
DEUX INTERNATIONAL株式会社インバウンド事業部
統括支社長 河津久人 氏
延暦寺一山千手院住職 小林隆真 氏
株式会社辻井造園代表取締役 辻井博行 氏
サムライ剣舞(株)代表取締役 鉤逢賀 氏
悠ツアー代表 森聖太 氏
■後援
大津市/滋賀県/滋賀県産業支援プラザ/びわ湖大津観光協会/びわこビジターズビューロー
Posted by 滋賀メソッド開発研究会大津部会 at
22:32
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滋賀メソッド開発研究会大津部会について 2017年10月02日
「滋賀メソッド開発研究会」は、地方創生を実現するひとつの有用な方法の確立のために、民間事業者、行政関係者、大学の研究者、NPO等の多様な専門家がそれぞれの知見・実績を持ち寄り、実践を交えながら、日本や世界をリードする“滋賀メソッド”を開発することを目的とした研究会です。現在、地域別に4つの部会が設置されており、大津部会はそのうちの一つです。
<大津部会参加メンバー>
275研究所
近江ディアイ株式会社
株式会社ミズホネット
悠ツアー
株式会社LOCAL ROOTS
県内自治体職員 ほか
<大津部会参加メンバー>
275研究所
近江ディアイ株式会社
株式会社ミズホネット
悠ツアー
株式会社LOCAL ROOTS
県内自治体職員 ほか
Posted by 滋賀メソッド開発研究会大津部会 at
22:20
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